コンセプトの作り方

スポーツコンサルタントを目指す皆さんこんにちは。

宮城哲郎です。

今回は「コンセプトの作り方」について、サポートコンテンツとしてお届けして参ります。

目次

コンセプトとは?

まずはじめに、コンセプトという言葉の意味を説明いたしますと、コンセプトという言葉の意味はとても抽象的で、僕がグーグルで検索したところ…

「概念」「企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方」
引用 google

という風に記載されていました。

このようにとても「抽象的」なコンセプトという概念ですが、とりあえずここでは「誰に・何を・どのように」という事を明確にするという事がコンセプトを作る事だと言う風に捉えておいてください。

そして、これからビジネスを作るにあたり、このコンセプトは凄く重要な意味をもたらす概念でもあります。

なぜならコンセプトが決まらないと、実際に何をやるかも「決まらない」からです。

例えば…。

  • 「誰に」が決まってないのに、商品のメッセージを書くことは困難ですし、何よりどんな商品を開発した方が売れるのかもボンヤリしたままです。だって、「誰に売れる商品を作るのか?」が決まってないのですから。
  • 「何を」売るかが決まってないと、言うまでもなくビジネスそのものをはじめられません。なので、これも凄く重要です。
  • 「どうやって」を決めるには、「誰に」と「何を」が決まらないと、最適な「どうやって」も決まりません。

 

このように、あなたがこれからコンサルタントとしてビジネスを開始しようとするにあたり、このコンセプトを考えることは凄く重要なことなのです。

最初は仮決めで良いです

とは言っても、こうしたコンセプトというのはあなたの成長と共に「変わっていくもの」です。

現在、自分では「これがベストだ」と思っても、ビジネスをやっていく中で周りに求められるものが見えてきたりするものです。

そして、これが今回の記事で最も重要なことなのですが、コンセプトを熟考しすぎて「いつまでも行動できない事」の方が最もリスクです。

なので、まずは仮で良いので、とりあえず「現時点での自分のコンセプトはこれだ」というものを決めておくという気持ちでいてください。

何度も言いますが、あなたの成長と共に変わりますし、「あ、これかな?」のように見えてくると思いますので。

コンセプトの作り方

コンセプトを考える際には、以下のテンプレートを埋める感覚で作ってみると良いでしょう。

  1. 「誰に」(〜で悩んでいる人に)
  2. 「何を」(〜できる方法を)
  3. 「どうやって」(〜という手段で、〜のように)

この( )を埋めていくという方法です。まずは、それぞれの要素を解説します。

 

1「誰に」(〜で悩んでいる人に)※あなたのターゲット

誰が決まっている人というのは、今後、商品やサービスを生み出していく中で様々なアイディアが生まれてくる事でしょう。

あなたが相手にするその人は、「どんな事で悩んでいるのか?」「どんな事で夜も眠れないのか?」「どんな未来を手に入れたいのか?」

そうした事を想像できる存在を「誰」を想定できると、ビジネスは楽に進められます。

 

2「何を」(〜できる方法)※あなたが提供できる価値

「何を」を明確にできる人は、自分のできる事で「相手を幸せにできる方法」をよく理解している事になります。今回はあえてコンサル型ビジネスなので(〜できる方法)という風に( )内を記載していますが、ここで考えて欲しいことは。

上記の「誰を」決めた上で、ターゲットの問題や悩みを『どんな方法で解決するのか?』という事がスパッと伝わるようにしましょう。(※このスパッとが重要です。)

 

3「どうやって」(〜という手段で、〜のように)※販売方法、提供方法

「どうやって」の部分は、(※)としても記載してますが、簡単にいうとどんな手段でご提供するの?という事だとここでは考えてください。

これに関しては、コンサルティング型ビジネスでいうと「アドバイス」という形で提供するという風に捉えるとイメージが枠でしょう。( )の中に、〜のようにと記載しているのは僕の中のアレンジで追記してますが、「まるで友人のように…」という風な、お客さんと接する時の心構えまでをかくと、何かとイメージしやすいので追記しています。

「強み・好き・得意」が加味されているか?

これから型にはめてコンセプトを決めていくと思うのですが、その際に、あなた自身の「強み・好き・得意」という物も意識して作る事を忘れないでください。

もちろん起業したてで、強みも何もないと思うかも知れませんが、これは何もビジネスに限らずですが、自分の「好き」や「得意」という事も、コンセプトに交える事ができると、よりお客さんを集めやすくなるからです。

僕自身、日々の情報発信で特に意識してはいなかったのですが、やはり「サッカー」「総合型地域スポーツクラブ」「コンサルタント 」「子供好き」という事に関連したメッセージを発信していたのか、それに共感した人達が多く集まっている気がします。

もしも、あなたがサッカーが好きなら、「サッカー教室を経営しているサッカー好きな経営者」と設定しても良いわけですね。結果的に、コンサルタントはクライアントとの関係性も大切になるので、こうした「強み・好き・得意」を活かせるようなコンセプトを作りましょう。

逆から決める方法。

コンセプトは主に「誰と付き合うか?」という事から考えますが、ここでは敢えて「誰と付き合わないか?」という、お客さんにしない相手を決める事で、コンセプトを際立たせる方法も可能です。

例えば、「女性専用」ということは、男性を相手にしないという事の意思決定のはず。このように「絞る」事で、残ったものが自分の対象になるという方法がある事も追記として記載しておきます。

特に、「強み」がなかなか見つけられない、自分で決まらないという場合においては、こうした消去法で決める事をオススメします。

ちなみに僕は、コンサル事業を開始した当初は、「スポーツ教室を持っているスポーツクラブに特化する」という風にやっていた時期もありますので。

参考にどうぞ。

コンセプトの例

コンセプト例 1

(誰に)
スポーツクラブを経営しており会員が増えない事に悩んでいる人…

(何を)
現場の仕事に専念しながら会員が増える仕組みを作る方法…

(どうやって)
オンライン教材という手段で、まるでyoutubeを見るかのような手軽な商品

 

コンセプト例2

(誰に)
好きなスポーツの仕事に携わりたいと思っている人に…

(何を)
スポーツを仕事にしている会社のコンサルタントして活躍できる方法を…

(どうやって)
2日間の集中講座、その後の6ヶ月間のサポートという手段でご提供します。

 

このようにコンセプトを決めていく事で、これからあなたがやるべき事が「より明確」になるようになります。

何度も言うように、コンセプトは変わっていくものです。(特にコンサルティング型ビジネスは…)ですので、「まずは仮決めから…」そんな軽い気持ちでコンセプトを考えてみましょう。

 

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