スポーツコンサルタントのビジネスモデルとは?

From:宮城 哲郎

 

スポーツコンサルタントというキーワードをよく耳にするようになりました。

コンサルタントという働き方も年々細分化され、ニッチな層へのアプローチに価値が出てきている証拠ですよね。

 

スポーツコンサルタントもまさにその良い事例です。どの業界でもそうだと思うのですが、一般的な経営という枠にはない「特殊」な課題や問題がありますよね。

特に年商1億円未満の中小零細企業であれば、よりその分野に詳しいコンサルタントでなければ、相談してもあまり意味がありません。

 

また、大手コンサルタント派遣会社は、会員数3000名規模からの受け入れだったりするので、到底小さな会社がコンサルティングを受けることはできなかったわけです。

 

要するにコンサルタントは小さなスポーツの会社にとっては関係ないものだった。しかし、全国各地には何万ものスクール経営者がいますし、そのほとんどが1億円未満の会社なわけです。個人事業主でやっている方や、複業で行っている方、任意団体として活動している方も含めるとめちゃくちゃ多いわけなんです。

 

こういった「痒い所に手が届く」コンサルタントは、やはりニッチにしていかなくてはいけません。

 

私は、スポーツコンサルタントが活躍すべき市場はそこだと思うんです。

 

巷には「海外のスポーツクラブとパートナーシップを組んだ!」とか、「一般企業とのコラボ!」とか「大手メディアスポンサー獲得!」とか「選手の移籍金◯億円で締結!」といったスポーツビジネスの情報ばかりです。

 

そういった大きなクラブのビッグマネーは、我々とは違うスポーツビジネス話なわけです。

だからこそ、スポーツコンサルタントには、より小さな会社に層を絞って、本当に地域の人たちのために好きなスポーツで貢献したいクラブを救って欲しいと思うわけです。

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回はスポーツコンサルタントのビジネスモデルについてお話させて頂きたいと思います。

 

実際に、ビッグマネーの話をするスポーツコンサルタントではなく(笑)、地域のスポーツクラブや、個人でジムを経営していたり、フリーのインストラクターやコーチ業の方々を助けるための「スポーツコンサルタント」のビジネスモデルについてです。

 

それではいきましょう!

 

目次

スポーツコンサルタントのビジネスモデルとは?

 

スポーツコンサルタントって、どうやって報酬を得ているのか、疑問に思う方も多いと思います。まず、大前提として抑えておきたいのは、コンサルタントとして活動するのなら、必ず専門性をPRすることです。

 

冒頭でも話した通り、コンサルタントという仕事は競合が多いです。しかし、専門性をPRすることで、他と差別化を図ることができるわけです。

 

例えば、マーケティングコンサルタントというのは多くいますが、スポーツ界に特化したマーケティングコンサルタントというのは非常に少なく、希少性があがります。

 

そういった専門性を持っているからこそ、クライアントからの信頼を得られるわけです。なので、コンサルタントとしての価値をあげるためにも、「この分野では負けない」という分野を持つことは非常に大切です。

 

そんなスポーツコンサルタントが、どうやってビジネスを構築していくのか。

今回は、スポーツコンサルタントとして報酬を得るための3つのビジネスモデルを紹介したいと思います。

 

プロジェクト契約型

 

プロジェクト契約型とは、ある一定期間コンサルティングを請け負うビジネスモデルです。

 

例えば「3ヶ月でスタッフ全員にマーケティングを教えます!」とか「3ヶ月で顧客フォローアップの仕組みを作ります!」とか「半年で新規集客の仕組みを作ります!」とかですね。

 

プロジェクト型はクライアントが今すぐ解決したい「悩み」にフォーカスするため、初回の契約が取りやすいです。相手にとってもリスクがないわけですね。

もちろん、自社のスタッフでそれができれば良いのですが、現場に追われて時間がないのが本音でしょう。

 

だからこそ、コンサルタントを外注して、一定期間で仕組みをつくってもらうことは、経営者にとっては非常にありがたいわけです。

 

成果報酬型

 

成果報酬型は、非常にシンプルです。

例えば「1ヶ月で売上をあげる」という依頼があった場合には、その売上や利益から数%を報酬にするといったものです。

成果報酬型は、もしも成果がでなければ、報酬はいりませんという「成果」を約束するため、お互いにとってフェアな状況になります。

 

ただ、この場合は「商品の見極め」は必須です。

売れる見込みがあるものであれば、引き受けてもいいのですが、売れる見込みがない場合や、そもそも売れていない商品の可能性だってあるわけです。 このような商品の良し悪しを見極めるのも、スポーツコンサルタントとしてのスキルのひとつですね。

※実際のスポーツコンサルタント養成講座では、売れる商品の見極め方まで学びます。

 

顧問契約型

 

顧問契約型は、もっともポピュラーな契約かもしれません。

 

顧問契約は、経営者から直接ビジネスや経営に関する相談を受けたり、マーケティングをしっかりと仕組み化するために長期的に支援するのが一般的です。

 

スポーツコンサルタントとしても、この顧問契約型を推奨しています。

なぜなら、顧問契約型は月額制のため、安定して1社あたり毎月20万〜50万が入ってくるため、顧問契約型を3社契約すれば、それだけで十分生活していくことが可能です。

 

なぜ、まず生活を安定させるかというと、クライアントの言いなりにならないためです。生活のためにコンサルティングをしてしまうと、どうしても契約を継続するために、「良く思われよう」としてしまいがちなんですよね。

でも、コンサルタントは相手にとって「耳の痛い話もしなくてはいけない」わけです。それが嫌なら、成果が出せないので、契約を継続する必要はないわけです。

 

コンサルタントとしての最初の壁はここですね。でも、そこさえしっかり把握しておけば、長期的に付き合えるクライアントと出会うことができます。

また、一度契約すると、こちらから申し出ない限りはほとんどが継続してくださるので、新規の集客をする必要がありません。

 

あとは、コンサルタントとしての精度を上げていくだけなので、クライアントにとってもいいですし、コンサルタントとしてのスキルも上がるので、最高のビジネスモデルだと思います。

 

意外とシンプルなビジネスモデル

 

いかがでしたか?

スポーツコンサルタントとして報酬を得るためのビジネスモデルは非常にシンプルなものです。

そして、以外にもハードルが低いということが理解できたかと思います。

 

また、今はリモート化が進んでいるので、これまで直接会社に訪問するスタイルから、zoomやスカイプでコンサルティングを行うことも可能になりました。

そのため、近くの会社から、全国の会社をターゲットにすることができるわけです。市場規模が広がったので、よりスポーツコンサルタントとして活躍できる場が構築されたわけですね。

 

スポーツで起業をする人は年々増えています。

今は公務員を退職して、セカンドライフとして好きなスポーツを仕事にしたいという人も増えてきています。

 

そういった人たちが、もっと気軽にコンサルティングを受けられたら。

資金の少ない起業当初に、無駄なコストや労力をかけずに軌道に乗ることができるわけですからね。今後もさらにスポーツコンサルタントの需要は上がっていくことだと思います。

 

 

今回は、スポーツコンサルタントのビジネスモデルについて、少し触れていきました。

ぜひ、あなたのコンサルティング活動の参考にして頂けたらと思います。

 

それでは、今日はこのへんで!

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