スポーツコンサルタント/スポビジ大学
宮城哲郎
僕は職業柄、自社の主催のモノはもちろんですが、他の企業などに出向いた形も含めると、かなりの頻度でセミナー講師としての活動をしています。
セミナーの内容は主にマーケティングという分野で開催し、対象は「中小企業や個人向けの経営をされている方々」が中心になるのですが…
年間で数えると、どんなに少なく考えても20回ぐらい以上は、講師という立場でお話をさせてもらっていますので。(※多い時は毎週1回以上のペースでやっていた時期もあります。笑)
セミナーに参加される人達を見て…(※正確には参加の動機を聞いて)
「あ、この人は上手く行くんだろうな?」とか、
「あぁ、この人はなかなか成果が出ないんだろうな…」
そういうのが、わかってしまいます。。。
今回は、そんなこれまでの経験の中から、あなたにお役に立てる情報をシェアしたいと思います。
(チェック)あなたのセミナー参加の動機はどんな理由が多い?
少しだけ、あなたに考えて欲しい事があります。
それは、あなたがセミナーや勉強会などに参加する為の動機についてです。
僕がいくつか挙げますので、どれが自分に当てはまるかを考えてみて下さい。
- 新しいネタやノウハウを探す為に参加する事が多い。
- 会に参加する事で、新たな人脈を探すのが目的。
- とりあえず今の状況を変えたいという意味で、
とにかく自分の為になりそうなセミナーに参加する。- 最近、業界で騒がれている内容だから、
自分も勉強しておきたいという理由。- なんか儲かりそうだから、旨味がありそうだと思ったから。
- 上司にいわれたから、会社から言われて…
- その他…
どうでしょう、あなたの動機は上記の中にはありましたか?
ぜひ、考えてみて下さい。
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オッケーです。それでは続きにいきましょう。
成果の出る人の参加理由とは?
実は、上記の理由の全ての動機で、どれが正解とか不正解というのはありません。
(※すみません)
人それぞれに、その時の問題や悩みがあるはずですから、それを解決出来そうだと思ったのなら、どんな動機だって本来は良いはずですからね?
ただし、、、
それを踏まえて、成果を出す為の人の共通点が実は存在します。
この様な人達は、そもそもの、「セミナーや勉強会に参加する動機というか視点」が違います。そして、その視点を知る事は、きっとあなたにとっても凄く参考になると思いますので、今回は紹介したいと思います。
では、成果を出す人達の動機とは一体何か?
それは…
『自分に今、何が足りないのかを確認する為に、同じ様な内容のセミナーに何度も脚を運ぶ』
という事です。
加えて…。
この人達のセミナー参加の主な動機は「何かを学ぶ」という前提ではありません。
行動を大前提とした、現状の問題を客観的に把握する為に参加をするというのが動機なのです。
これについて、僕の経験の中から1つだけ実際の例を紹介します。
新しいネタには見向きもしないクライアント
こちら側の立場として言わせてもらうと参加者に喜んでもらいわけですから、最近のビジネスのトレンドの研究成果や、これまでに無かった様な最新事例を全てのコンテンツに盛り込もうと意識しています。
だって、せっかく高いお金を払って来てくれているわけですからね。
ですが、面白い事に、僕の周りで成果を出しまくっている人達というのは、(※実際にお金を稼いでいる人達です。)そういうものに対してはあまり興味を示しません。
それよりも自分が今まで作り上げて実践している事の現在地を、正確に知る目安として活用するのです。
- 「これまで学んで来た事をきちんと形にしているのか?」
- 「自分の描く未来に対して、今のやり方で間違っていないのか?」
- 「自分では出来ていると思っているけど、そうでない事はないのか?」
というような動機です。
彼等には自分達がどこに向って、何を成し遂げたいのかが『既に決まっています』
その為に、僕のプログラムやセミナーに参加するわけですから、あとはその学んだ事をきちんと「正しく行動に移せているのか」という部分に対して徹底的にフォーカスしてくるのです。
なぜなら、正しく行動すれば「必ず実現出来るという根拠」が、彼等の中には核としてあるからです。
ですから、このようなタイプの人達は、同じ様な内容のセミナーに何度も参加しますし、その度に…。
「前に聞いた時と気付きが違った」とか、「新しい学びがあった」という風に感じて帰っていきます。
同じ事を何度も繰り返す事で、そして掘り下げる事で、どんどん自分の成果を高めていくわけなのです。
しかも、新しいネタやノウハウには飛びつきませんから、「ゼロから始める」という事もありません。
やればやるだけ、経験値が上がっていきますから、同業やライバルが新しいネタを求めている間に、どんどんビジネスを強くしているのです。
常に新しいノウハウばかりを追い求める人は、いつまでも、学んだノウハウを取り込む事なく次のネタを求める旅にでます。
どちらの方が成果を出すかと言ったら、一目瞭然でしょう。(※もちろん、それを否定はしません。あくまでもビジネススタンスの違いですから)
何かを学ぶ事って本当に気持ちが良い状況になります。
高揚感が上がります。
それは、僕自身もそうです。
ですが、気持ちが高ぶるとか、何かを学ぶ事自体は「目的」ではありません。
学ぶ事には必ず「理由」があるはずです。
僕自身、彼等のそうした姿を見て刺激が湧きますし、彼等の為になるようにと、1つの事を追求し抵抗して来た結果…。
こうしてスポーツビジネスという物に対して、掘り下げる事が出来る様になったと思います。
あなたはどうですか?
学ぶという行為自体が「目的」になっていませんか?
ぜひ、今一度…
「何の為に学ぶのか?」について考えてみてはいかがでしょうか?
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