From:宮城奈津子
コンサルタントになるということは、実は後から付いてくる「おまけ」みたいなものかもしれません。
実際、私自身、コンサルタントとして起業しよう!と思ったことは、これまでに一度たりともないからです。
スポーツコンサルタントとして活動している皆さんも、「自社をコンサルしたい」とか「自社の経営のために」とか。そういった感じでコンサルタントとしてのスキルを手にする人が多いように感じます。
でも、実際に得たコンサルタントとしてのスキルや知識というのは、自社で成功すると、めちゃくちゃハマります。笑
例えば、新規の集客が上手くいかない原因って、実は数パターンしかなくって。それを一個一個潰していく作業をすると、結果集客の効果が出てきたりします。
コンサルタントというのは、経営者が持つ悩みの「処方箋」みたいなものです。
なので、自社のあまり上手く行っていないものを箇条書きにして、コンサルシートと呼ばれる診断書で、一個一個処方箋を実践し、改善していく。
実はたったこれだけで、かなりの業績が安定してきますし、これまでは見つけきれなかった新たな問題が発見できたりします。
そういった意味でも、コンサルタントとしてのスキルは、やはり自社に対して行うことが一番やりがいがありますし、楽しい!
しかし、せっかく得た知識やスキルを、自社だけでなく、知人の会社や、他業種なんかに応用することもできます。
実際、私はセールスコピーというスキルを持ち合わせていたことで、ライターとしての仕事の受注は結構あったんです。でも、コンサルタントとしてのスキルも学んでいたために、単発の契約ではなく、長期でのライティング兼、コンサルタントとして高額な長期契約を結ぶことにつながったのです。
あなたはどの分野でのコンサルタントになる?
もちろん、自社の業績を上げるために、コンサルタントとしての知識を得ることは大切です。
でも、他者にアドバイスすることで、あなたのコンサルタントとしてのスキルは何倍にもアップします。そして、他者にアドバイスしていくと、不思議なのですが、自社を客観視できるような視点を持つこともできます。
例えば、クライアントに対して、「フォローアップを強化して、退会率を減らしていきましょう!具体的な対策としては、、、、」とアドバイスすると。
「あ、うちでもコレまだやっていなかったな。よし、帰ったらチームを組んで早速取り組もう!」
という風な感じで、自社と照らし合わせることができるのです。
でも、どんな分野でも、「コンサルタント」というのは存在しますから、できればあなたの持っている強みや、これまでの経験をダイレクトに伝えられる分野のクライアントを獲得する方がいいでしょう。
例えばあなたが、ヨガのインストラクターだとしたら。
ヨガインストラクター専門のコンサルタントとして活動すれば、一気に差別化につながります。
例えばあなたが、野球個別スクールを立ち上げていたのなら。
野球個別スクール専門のコンサルタントとして活動すべきです。
例えばあなたが、テニススクールのコーチとして活動しているのなら。
テニススクール専門のコンサルタントとして活動すべきです。
そして、同じ様な業種が集まることで、様々な課題や問題が次々と出て来ます。似通ったクライアントの事例は、きっと自社にも応用できますから、あなたはコンサルタントとして活動し、報酬を得ながらも、自社をコンサルするための「スキル」と「経験」をここで得られるわけです。
なので、まずあなたがすべきことは。
どの分野でのコンサルタントになるのか?
ぜひ、真剣に考えてみて欲しいと思います。
それでは、今日はこのへんで!